SMILESとは(概要)

地球環境問題の深刻化

現在の地球大気は人為起源の放出物の影響により環境問題が深刻化しています。地上の生命環境に影響を与えるオゾン層は破壊された状態のまま回復時期が明確ではなく、温暖化は時々刻々と進み、大気汚染は大陸間の越境問題に発展しています。

SMILESは超高感度で地球大気環境を計測するセンサです

SMILESは船外プラットフォームの環境を十分に生かし、「きぼう」において初めての地球環境観測を行います。従来の小型軽量な衛星では困難だったサブミリ波極低温超伝導受信機を搭載、そのすばらしい高感度技術を駆使した精緻な地球大気観測を実現します。

CG of JEM with SMILES
きぼうの想像図(c) JAXA
SMILES Flight Model
SMILES
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SMILESの実力

SMILESはオゾン層破壊や温暖化現象解明の鍵となる大気超微量成分を16種類以上、従来より十倍程度精度良く観測します。観測領域は中低緯度。観測高度ターゲット領域は上部対流圏(8km)から中間圏(90km)まで。この世界にかって例のない広い大気高度領域をカバーする能力もSMILESの特徴の一つです。

SMILESにはNICTのサブミリ波大気のリモートセンシング研究開発技術が凝縮されています

電波と光の中間領域に相当するサブミリ波を用いたリモートセンシングは、技術的に開発が非常に困難な周波数帯でした。NICT では 世界に先駆けてこの電磁波領域を克服するべく1990年代よりミリ波やサブミリ波の超伝導受信機を使用した地球大気観測に取り組んで来ました。国際宇宙ステーション搭載SMILESに先駆けて、気球搭載SMILESの開発に成功するなど、技術実証を重ねて来ました。

SMILESの協力体制

SMILES は情報通信研究機構 (NICT) と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が共同して開発しました。
SMILES の開発、データ解析、データ検証については、NICT と JAXA は、 国立天文台、大阪府立大学、東邦大学、京都大学、東京大学、名古屋大学、等と協力し実施しています。


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