分光測定

実験説明(分光パラメータの測定)

SMILESでは地球の大気をリムサウンディングという方法で観測します。それによって 得られるスペクトルは異なる高度情報が混ざっているため、分子の持つ分光パラメータを使って高度毎に分解します。分光パラメータは予め実験室分光によって測定しておく必要があります。ここでは、東京工業大学金森研究室で行われている分光実験を紹介します。
2mの超光路セル内に、測定対象分子と緩衝ガス(窒素または酸素)を混入し、セル内で大気に近い状況を作り出します。そこに光源BWOから放出されたサブミリ波を通し、InSbディテクターでその吸収量を観測します。BWOは発振周波数が揺らいでしまうため、Gunn発振器を経由してシンセサイザーの周波数を基準に安定化させる必要があります。スペクトルのノイズを低減させるために、BWO光源に周波数変調をかけています。
分光パラメータを精度良く測定することは、より高精度な高度分布を作るために不可欠です。分光技術の発展は、より詳細な大気観測を可能にし、地球温暖化やオゾン層破壊の現状把握に貢献します。

実験図
東工大金森研の実験装置図


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